宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展-皇室の美と沖縄ゆかり

宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展
皇室の美と沖縄ゆかりの品々
1/23〜2/19
沖縄県立博物館・美術館

1887年、伊藤博文らが沖縄視察の際に同行した洋画家の作品が宮内庁三の丸尚蔵館にコレクションされたものの展示など。
山本芳翠の作品と明治期、沖縄はどう観られていたかが伺えるかと思い観覧。
中城城モチーフの作品名
「琉球東城旧跡之眺望」
首里城美服門モチーフの作品名 
「琉球中城之東門」
どういう経緯でこの題名にしたか分からないのですが、
「首里」という言葉を意識的に避けたのか、
沖縄本島全体を「琉球」としたか。
しかも「沖縄県」になっている時期。

琉球塗料紙箱・硯箱
旧桂の宮家所蔵。
17世紀のものとされ、当時の貝摺奉行制と思われる。
これ、出品されていると知らなかったので感激!
継承された様式のみではない、と思わせるところがあり、その発見は私の中では大きい。
右上に鉄砲を構え、鳥を撃とうとしている様子。
当時、既に鉄砲はあるので、継承+当時の風俗も描き入れたか。

首里城(正殿)の写真
龍柱は正面向き。
向かって右側の龍柱がへし折られているのか、無い!

写真「中城城内より遠望の景」は上記山本の作品と同じ構図。

画像は館内の湧田古窯跡1号窯の展示
入り口導入?の猫足